皆さんおはこんばんは、DIY部 女性係長補佐の”つっさん”です。
今回から本気を入れてシルクスクリーン印刷に取り組んでいこうと思っている、ビギナーの方たちの為にちょっとしたバイブルになるよう、失敗Hand Bookシリーズを掲載していこうかなと思っています。私もシルクスクリーン印刷を始めた時、先人たちの出来栄えや、やっているところを目にして凄いなあと思いましたが、いざ自分でやろうと思えばその”結果”だけを見ても、何回やってもそこには到達できない事がありました。
シルクスクリーン印刷って...
技術職だなあと少し思った事もしばしば...
いやいや、できてしまえばそこまでの物でもないのではとも思ったりも...でも今でもどちらかといえば技術職だと思っています(汗)なぜって?色んな事、やっぱり奥が深いんです。だから面白いし、それで商売してる人は時間とお金を掛けてるから、簡単に”ほらどうぞ”って答えまではネット上でも教えてはくれないんですよね。
このブログでは私も皆さんと同じ道を通ってきたからこそ、同じ場所でつまづいてるそんな人たちの力になれたらと思ってます。シルクスクリーン印刷ならDIY部と思って見に来てもらえるよう、全部とはいきませんが一肌脱げるよう書き進めてみます。
さあ、今回は以前も少し話しましたが製版をする時の最初の工程
枠選び
まず、枠にはどんな種類があって、値段とか、実際に使ってみてどうなの?私はどれから始めたら?なんて...ほんとゼロからの知識と最終的に製版の最終工程まで行った時の枠の工程の失敗による、枠工程の失敗の可能性を克服していきましょうね。
枠の種類大きく分けて
・木
・アルミ
・プラスチック(番外編)
がありますね。
仕上がりの”正確性・安定性”で言うとプロも使用するアルミ製が一番です。でもネックはお値段です。高いですから、考えてしましますね。フムフム、そうか正確性ならやはり高いけどアルミかあ..てな感じですね。
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ただ、いきなりそこまで行かなくてももう少しコスパを下げたいと思うのが、みんな考えるところですね。
最初は私もそう考えていました、そして失敗の連続をしたのを覚えています。ホームセンターに行き、木材をカットしてもらって、正確に枠を作るため、下記のような優れものまでネットで見つけ出し...
四つ角にこのクランプで固定してネジを木に打ち込んで作成しましたが。その時はなんかうまくいかないなと、思っていました。最初は”枠”を正確に作れないから、最後の露光がうまくできないんだと、よく思っていました。
確かに、かなりひしゃげた枠なら露光にも影響しますが、多少の”カタカタ”ぐらいの平らな木枠なら露光は何とかできるはずです。枠のカタカタが多少あっても”後の工程のポイントをおさえれば解消できる可能性はあります”(その解消ポイントはまたその時にお伝えしましょう)。
ホームセンターの木で木枠を作ろうと言う人には、上記のクランプはお勧めかもしれません。実際に私も使っていました。(ただ、木を買う時はできるだけ、買う前に、”床などに木を置いて平行度が保ててるか”簡単に確認してから買いましょう。できる限り平らな物を買うべし。
枠のカタカタは露光よりもむしろ、”印刷”する時に綺麗に刷れないなどの影響が大きく出ることになります。ここは失敗して、成功を重ねれば分かるポイントとなりますよ。
木枠でもお勧めなのが以下の商品、アルミじゃなくコスパで木を選ぶ人は、労力や正確性も考えて断然おススメです。
上記の木枠は絵画用のキャンバス枠、もともと同じような感じでキャンバスを木枠に力いっぱい張るために作られてるのでとても頑丈で正確な作り、これおススメ知識。
更に安いのが下記のような感じの平たい枠もあります。
更に、ビギナーの人で、遊びでやりたいと思っている人は。100均の写真立ての枠や、コルクボードなど...中でもできるだけ頑丈で平らな物を使用すればそれなりに、なんでなんで結構使えます。
番外編は...
有名なTシャツ君のプラスティック枠
”Surimacca”の組み立て式枠などもあります。
スリマッカってなんなん?-遊びからはじめるシルクスクリーン-
といった感じで枠にもそれぞれのレベルがありますので自分の予算とスタートラインのレベルに応じて選択していく事をおススメします。
最後に私の”枠選び”の失敗から学んだポイントは...
・枠を置いたときに、できる限り平らな物を選択する事。
・頑丈な物を選べば(木は水分を多く含めばちょっとぐらいは変形が起こる可能性あり)、枠がへしゃげにくいので、注意してどれを使用するかは、それぞれのレベル・予算に合わせて購入を進める。
・いきずまったら、安いものだけを選ばず、少しお金がかかっても、良いものや、メーカーがある程度商品として販売している物を使用する。失敗ばかりしてると、せっかく面白いと思ったものも、途中で挫折してしまうので、最初はできるだけ、最短でゴールまで到達できるような選択も時には必要です。出来上がりの実感を味合う事もとても大切な過程ですから。
以上、失敗を克服したいHanda BookステップバイStep 枠編でした。