
1分で製版が出来きて水いらず、シルクスクリーン印刷の超裏技大公開!!第一章 実践編
さあ皆さん、前回の道具編に続き、今回は仕上げの実践編で詳しくやり方を伝えていきます。
道具編はこちらをご覧ください。
さあ、シルクスクリーン印刷を簡単・お手頃・失敗いらずで自宅でする裏技を大公開する時が来ました。今回は全てそれらのやり方を1から10までデジタルスクール化してブログ・YOUTUBEで公開します。今回のブログはその実践編という事で公開に踏み切りました。それでは早速、実践編始めましょう。
1.製版機・理想科学さんのスクリーンマスター


こちらのふたつを用意して下さい。
①製版機の電源を入れる(左側面に電源あり)
②スクリーンマスターをA4サイズにカットして以下のようにフィルムをセッティングして下さい。
カバーを開ける

スクリーンマスターのツルツルした面を機械側に向けて、後ろからフィルムを入れて前までもってくる。

フィルムを少しだけカバーより飛び出るところにセッティング出来たら
カバーを閉めてセッティング完了

③版下(デザイン)を製版機にセットする
レーザープリンターでデザインを印刷したコピー用紙を用意

デザイン面を機械の方に向けて手前の所に差し込む”ピッ”となるまで入れて下さい

こんな感じで、フィルムとデザイン用紙のセッティングが完了しました。

セッティングが完了したら右下の青いボタン”Copy"を押して下さい。
あとは自動的に製版が生成されます。

はい、あっという間に製版フィルムがデザインをのせて完成しました

2. 枠のセッティング
次に製版フィルムを張り付ける枠の準備です。
今回は簡単に全国どこでも皆さんが出来るように100円均一の材料も取り入れています。もちろん、耐久性などを重視する人やいい感じにおさまるアルミの枠などがある人は、そちらもお勧めします。まずは、誰でも簡単に出来るところをお見せするために、100円均一で進めていきます。
①枠に両面テープを張る
②製版フィルムを両面テープを張った面に張り付ける。そしてガムテープで四方を貼っていく。
100円均一の写真立て

100円均一の両面テープを用意

両面テープを貼る


デザインを施されたフィルムを簡単に貼り付ける

枠から飛び出た無駄なフィルムを、ハサミなどでカット

次に、100円均一のガムテープ(布)を用意

丁寧に軽くフィルムに張りを持たす感じで、ガムテープを貼っていきます


イメージとして1辺目と2辺目は軽く張る感じでいいのですが、3辺目と4辺目は少し強めに張りながらテープを貼った方がより張りのある枠が作れると思います。


こんな感じで、四方貼る事が出来れば大丈夫です。

3. それでは、もう印刷しちゃいます
下地となるトートバッグなどを用意して下さい。
特に下地をセットする時は、デコボコなどが無いように平面を保つことに注意して下さい。

製版を下地に置いて

道具編で選んでおいた、RUBADAのインクを用意

インクをのせて

あとは、刷る!


製版を持ち上げて... 来ました!

完成!!!!!

こんな綺麗に印刷が出来上がります。
しかも、失敗なしで自宅のあなたの部屋で簡単に出来て、製版は1分ぐらいで、トータル10分ほどで印刷までできるのではないでしょうか。
これにて夢のような、シルクスクリーン印刷の裏技技法、伝授完了しました。
結構、簡単に見せていますが、それぞれの道具の選定など、ここまで披露できるようになるまで沢山の失敗と費用が掛かりました(汗)。
でも、なぜ諦めずに色々試したかというと、なんか希望がキラっと見えたんです。これを完成してみんなとシェアすれば、皆さんがシルクスクリーン印刷で自分の描くものをスムーズに形にできて、出来上がった時のその純粋な笑顔がまたものづくりを通していろんな形で出来ると思ったのです。
だから、沢山の人にYOTUBEでチャンネル登録してもらったり、ブログをシェアしてもらえばもっとシルクスクリーン印刷を知ってもらって楽しんでもらえる人が増えると信じているのです。
今回のシルクスクリーン印刷の裏技の実践編を動画にしておきました。どうか皆さんでご覧になって下さい。
余談ですが、デザインに関して私は試していませんが、サクラの油性マジックをコピー用紙に手描きでデザインを描いて製版もできるかもしれません、原理的には出来そうなのですが、熱量の通しが十分にいかず綺麗に製版が出来ない可能性がありますので保証はありませんが、もしマジックなどのアナログでデザインを描いて製版が出来た人は、またブログにコメント下さいませ。
それでは、これにて、シルクスクリーン印刷裏技、第一章終了!