【自宅で学ぶシルクスクリーン印刷大学】露光剤を塗る カリキュラム③/12
それでは、カリキュラム③のシルクスクリーン印刷の露光剤を塗るところの
授業に入ります。重要な工程ですが、こういうふうにやっていれば大丈夫
といった基準が分かるので自宅でも安心して技術を習得できるでしょう。
それでは始めて行きましょう!
※露光とは写真の現像のようなイメージです
下準備:油膜をとる
この工程をやっていなければ、次の工程で失敗してしまう原因となりますので
必ず忘れず行いましょう。
カリキュラム②で紗張りをした原版を家庭用の食器洗剤
例えばジョイJOYとかキュキュットなど何でもいいですが
中性洗剤を使用して下記のように原版に水をかけ洗剤でよく洗います
裏表しっかりと洗い終われば水で洗い流していきます
こんな感じで洗えれば、完全に乾かして次の工程へ行きます。
因みに、私は湿気の少なくほこりが掛からない押し入れなどに
一日入れておき完全に乾かしてから、次の工程の露光剤を塗る工程に行きます。
露光剤を塗る為に準備する道具
露光剤(ジアゾ感光乳剤)
・Amazon
アルミニウムのバケット(スクープコーター)
・Amazon
・楽天
油膜を取って乾燥させたアルミ枠
露光剤を塗る
それでは、ここからはいよいよ露光剤を原版に塗っていきます。
始める前に注意点が1点あります。
露光剤は光(紫外線)をあてるとその時点から露光が始まってしまいますので
露光剤を塗る時は電気を消せれば消した環境でするか、どうしても
消せないのであれば手早くすることをお勧めします。
①露光剤を準備する
露光剤を使用する注意点
・粉末の感光剤はお湯で溶き、乳剤としっかり混ぜる
・紫外線が掛かる下ではあまりやらない方がオススメ、最初は電気を消して
この作業を行う方が良いでしょう。
(紫外線が当たると露光が始まってしまうので失敗の原因は出来るだけ潰すこと)
・保管は冷蔵庫とか温度が高くない暗闇で
②露光剤を塗る
バケットに露光剤を流し込む
露光剤が均等に塗れるようにバケットを上下に揺らしながら
露光剤が一直線(均等)に塗れるように気をつける事
原版を60度ぐらいに傾けて、バッケトを版にあてて、露光剤が
版全体に着いたら、バケットを上に動かして塗っていきます。
(露光剤はドロドロしてるので、均等に塗る意識を忘れずに)
スーッと上までバケットを動かして塗っていきます
塗りは表を1回で十分です。
今度は原版をひっくり返して、裏も1回、同じとこらへんをスーッと塗ります
こんな感じで完成です!
少し手前にほ、ホコリがっ...
愛嬌という事で(笑)
露光剤塗る時は出来るだけホコリが少ない場所で保管して、暗い環境で
作業をするように自分で心がけましょう!
③乾燥させる
上記でも書いたように、露光剤を塗り終わったら
ホコリが立たない、暗闇で保管して下さい。
私は1日乾燥させておいて次の工程に行くようにしています。
ただ、どうしても急ぎの場合はドライヤーなどで乾燥させて作業もできるよう
です。
露光剤を塗る動画