皆さんも、シルクスクリーンで印刷をしていると、最後の手刷りの工程でたまに、にじんでしまう事ってありませんか?せっかくの作品が原因がわからず、ちょくちょく無駄になってしまう...その原因を探り一緒に克服してみましょう。以前も同じような所をお伝えしましたがめちゃ大切ですので、改めてUPしています。
では、今日はキャサリンとジャックさんに探ってもらいましょう!
他にも原因はあるかもしれませんが、ここでは主だった原因を取り上げて,
まず可能性としてあり得るものを消去法でつぶしていくのが成功への最短ルートです。
以前も話をした時もありますが、シルクスクリーンでは本来、原版と印刷物の間に隙間を作って印刷をすることがあります(する時もしない時もあり用途によって使い分けます)。だだ、初心者の頃は隙間をあけるとなかなか上手くできないことが多々あります。そこで、改善するアドバイス、印刷をする時印刷物をデコボコがない状態、まっすぐな平面を作ります(Tシャツなどはスプレーのりなどで地面にピタッとくっつける)
そして原版をまっすぐ隙間がないように印刷物に置きます。以下のようなクランプは原版の左右端にクランプすると一人でも簡単に確実に隙間をなくせて固定もできるのでおススメです。(隙間を作るのではなく、逆に完全に隙間を無くすイメージが大切)
インクはそれぞれのメーカーや色によってもとろみが違うのでどのぐらいの濃度がベストか大体頭に入れておくこと。
例えば、インクをヘラで軽くかき混ぜてすくい上げた時に、水のようにサラサラ流れる濃度は印刷した時ににじむ可能性があります。(もし使う場合は一回でサッと印刷する事)。逆にインクをすくい上げてインクが落ちないのは、水分が無さすぎなのですぐに目詰まりする可能性があるので、少し水などで溶いて濃度を下げる(水性インクの場合)。ちょうどよいインクの濃度はゆっくりインクが落ちる感じがベストですよ。
初心者の人によくあることなんだけど、出来れば避ける事それは、印刷の際、何回もスリスリする事。何回もスリスリしてるとインクが押し出されすぎてにじむ原因を作るので大体、2回ぐらいで刷り上げることを意識する事。
また、ヘラはできるだけ印刷するデザインよりも少し大きい幅の物を使う事、じゃないと部分的に複数回刷ってしまうところが出来てにじむ原因となります。
後は、刷る時の角度。これがまた初心者の人はあまり意識はしませんが、めちゃくちゃ重要ですから頭に入れておくこと。以前詳しい内容をブログで書いたのでチェックしておいてくださいね。