シルクスクリーンの製版とは
製版とは物の型となるものを作り上げ、その原版を使用して沢山の物を同じクオリティーで量産する、古くから人々が行うものづくりの手法である。
シルクスクリーンは一体どんなものが作れるか
シルクスクリーンの製版で作れるものは一般的には皆さんが生活する上での着るものや、生活用品等々、あらゆる生地のデザインを施すことができる、元となるなるのがシルクスクリーンの製版となります。また、実はシルクスクリーンプリントは用途に合わせたインクを扱う事でガラス、鉄、プラスティック等、水と空気以外は印刷が出来ると言われているほど私たちの生活のあらゆる所で、世界中で使用されているのです。
シルクスクリーン製版の制作
製版には熟練の技術が必要とされ、正確に仕上げて印刷の工程まで作り上げるのに長い期間、技術の習得を要されます。
時代は新時代へと
現代の私たちが生きている中で、今までは手作業で行っていたのに、いつの間にかデジタル化されてボタン一つで出来上がるようになったという事、現代人ならどこかでみんな経験されているはずです。
それはシルクスクリーンの製版も同じようにデジタルの時代へと突入しています。
製版のデジタル化はすでに何年も前から行われていますが、もっと一般に日々浸透しています、しかも急速にそして信じられないほどのクオリティーで。
勿論、ご存知の方は多数おられると思いますが、こちらのデジタル製版は世界中で注目を浴びて、世界中で使われています。
理想工業化学が生産するゴッコプロ
https://www.riso.co.jp/product/goccopro/
GOCCOPRO 100 - Detailed Paper Printing
パソコンさえあればゴッコプロで製版が可能に
ゴッコプロの凄いところは、水も薬品も、暗室も必要なく、スピーディーで簡単に製版が出来る事。私達のように一から製版を作って、失敗を何回も繰り返して...そんな経験とは一切無縁でしかもボタン一つでプリンターと同じように製版をしてくれる、これは革命としか言いようがないですよね。
実際にデジタル製版を使ったシルクスクリーン体験は可能
今では日本でも、ものづくり工房などでシルクスクリーンを検索するとゴッコプロを扱って製版をして印刷体験ができる所は多数あります。実際に自分のデザインを持ち込んで印刷体験を行うのも、これまた可能性を広げる手段でもあるでしょう。
トトキリが思う事
あらゆるものが、デジタルで簡単にそして時間をかけずに習得が出来る時代になって来ています。ただ私が思う事は、便利な世の中も大切なのですが、もし、大金を払ってデジタル製版機を買ったら、その日から確実に製版をする事が可能になります、経験が無くても... 。す、凄い、と思います、確かにすごいです、ただもし資金がなくなり立ちまわれなくなり”製版”をする機械を手放さなければならなくなった時、あなたには製版を使い生きていけるでしょうか?
私はデジタルを有効的に使う事は必ず必要だと思っていますが、それに依存してしまう事は逆にリスクでもあると考えます。
もし、機械がなくなっても、トトキリと一緒に学ぶ”技術”は、あなたが一生使える経験として蓄積されて、もしうまくいかなくなった時でも、最小限の道具でどこでもゼロから産み出せる力を貯めておくことが出来るのです。その上で、デジタルや色んな事に挑戦するほうがベストではなくベターかなと思っています。
常にアンテナを張っておくこと
技術を習得しても、それだけでは生きていけないのが現実です、自分の周りの事だけでなく、もっと深く広く世界を見て、また新しいデジタルの世界もうまく自分なりに取り入れて、一人でも多くの人にものづくりの楽しさを伝えることが出来れば最高ですね。